今年に入って
すべての火は火 (叢書アンデスの風) Julio Cortazar 木村 栄一 水声社 1993-06 by G-Tools |
消去 上 Thomas Bernhard 池田 信雄 みすず書房 2004-02 by G-Tools |
ペドロ・パラモ (岩波文庫) Juan Rulfo 杉山 晃 増田 義郎 岩波書店 1992-10 by G-Tools |
空の青み (河出文庫) 伊東 守男 河出書房新社 2004-07-02 by G-Tools |
ベルンハルト、という名で誰を思いつくか。
デザイナー。数学者。作家。作家。
みすず書房が割り引いてあったので定価で『消去』買う…上巻読了。この呪詛だらけの小説はカウンター的に読むべきだろう。…ESPレーベル集めているよな若者、フリーターだけど親の別荘がある、みたいなブルジョワの若者…ベルンハルトはそういう知人たちに勧められた本である事にふと思い当たる…ハビトゥスなのだろうか。
フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』うおー デキが良すぎる。当たり前だが。愛するように何度も読むだろう。12月に買い、その月のうちにすでに二度読んだ。ガルシア・マルケスがペドロ・パラモを全文暗記してたっていうのを読んだのだがホントか?ローリング・ストーン誌のジョナサン・コットの本読んでたら書いてあった。
そういえば「あの頃ペニー・レインと」を見た。
個人的には主人公の師的な、地方出身のライターが良い味だと思った。重要。(物語的にはペニー・レインは尻軽でなく一応作中ではひとりの男としか寝ていないところが安全なお話だ)監督キャメロン・クロウの自伝的映画みたい。映画監督とは色んな出身であるから。同じく自伝的色合いの強い、ジョン・ウォーターズ「アイ・ラブ・ペッカー」も好き。「アイ・ラブ・ペッカーを好きな人とは友達になれるきがする」と画家山内さんと一致する。
ジョナサン・コットとキャメロン・クロウって同じときにローリング・ストーン誌にいたはず。
コットの著書では、彼はうつ病治療のための電気ショック療法で15年間の記憶を失った、と求龍堂の本にあったが、
あの年代ロックシーンに居て、正直ドラッグやってないハズがないので
君の脳みそについて
安全は保障しない。
イリーガルに手を染めたのだから。
という感想を再度抱く…
あとヘンリー・ミラーを読もうと思ってる。妙なところからの縁で。途中で積読になってるアナイス・ニンは一緒に読むべきかもだけどバタイユといい読むのが気恥ずかしい
はやりものというかクローチェすこーし目を通した、訳者の聖心の教授だった人の文章がくせがありまくりで割ときらいじゃない、ていうか何カ国語も訳してるひとだ。ベケットの新しく出た6000円くらいの本は買わなかったけど目をとおして
でも結局ストレスにまかせて本買いすぎて部屋がやばい。
なのにまた岸和田博士の科学的愛情12巻全部買い直したのが届いた…
岸和田博士の科学的愛情 (1) (ワイドKCアフタヌーン (148)) トニーたけざき 講談社 1992-08 by G-Tools |
youtubeで埴谷雄高が死霊を語っているNHKの番組が全部あがっていた。喋る姿が面白過ぎ。
http://jp.youtube.com/watch?v=dI-GpfSqq2E
死霊〈1〉 (講談社文芸文庫) 埴谷 雄高 講談社 2003-02 by G-Tools |